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喜修山 正藏院 了仲寺



■正藏院と建築
正藏院の作庭をした庭師は中央造園の後藤由松である。明治三十八(一九〇五)年秋田生まれ。

二十二歳で春日造園に入る。

その後、蛭田植物園にうつり、昭和十三年に米国で行われた万国博覧会では渡米して日本館の庭工事に携わっている。

ネクタイそれにトレードマークの帽子、そして朝食のパンはそのときからのものだ。

昭和十五年に独立してから引退するまで作庭はもちろん剪定にしても現場に立つと背広を脱いで自ら職人の中に入って仕事をした。

今は閉園してしまった千葉の行川アイランド、国立自然教育園などをはじめ広いものから住宅の坪庭まで数多くの作庭を手掛けている。

サウジアラビア王室から自国に庭工事の依頼があったが戦争のため実現しなかったこともある。

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